「世の中の人が狂喜乱舞するような製品・サービスを考えてみる」
最近のセミナーでは、こんなテーマでひたすら考えるという体験をしました。
ただ、ひたすら考える。
市場性を考え、もちろん実現性も考えながら、マーケティング理論や事業戦略のフレームワークを活用しながらアイデアを醸成していく。
ときに直観的に、ときには論理的に。
右脳と左脳をフル活用。
数時間ごとに考えをまとめて発表しては、それを捨てて、一から考え直す。
そしてまた発表し、捨てる。
朝から夜中まで考えては捨てる。この繰り返し。
世の中の女性は何を求めているのか。
ヨーロッパの人は何を求めているのか。
フラット化が進む世界で、移民者たちは何を求めているのか。
世界中のひとがドキドキするような変化とは何か。
もうすっかりアイデアがなくなってしまったころに、ふと、部屋を出て街を眺める。
空に浮かぶ雲、
足早に歩く女性、
コンビニで立ち読みをする帰宅中の高校性、
街角におかれたフリーぺーパー、
工事中のビルにかかったシート。
雲を使ったビジネスはないだろうか、
あの女性が化粧に費やしている時間を他のことに使えないだろうか、
高校生が自分の物理的なテリトリーを超えるときはどんなときだろうか、
今もっともフリーペーパーを活用しているのはどのようなセグメントの人たちだろうか、
途上国では工事という仕事にどのような需要があるのだろうか・・・。
あらゆるものがアイデアの源泉になるかもしれないと、昨日まで見向きもしなかったモノが違って見えてくる。
新聞記事やニュースでも同じ。
意識的に吸収しようとすることで、脳へ働きかけてくる情報量は圧倒的に違う。
車がほしくなると、道路を走る車の種類が妙に気になってくる、あの感覚である。
「選択的知覚」というこの感覚。
とても脳が疲れるのだけど、生活を支配する時間の密度は全く違うものになりそうな気も。

コメントする