先日の新聞に面白い記事があった。
作曲家 三枝氏による「大学を首都圏から一掃せよ」という記事。
全国の大学のうち、半数ちかくは関東平野に集中している。
地方から多くの学生が東京の大学へ来る。
彼らは一度東京に来てしまうと、地方の魅力の低さに満足できず、地方に戻ることが難しくなってしまう。
人材の流出が進み、地方経済の悪化の一因に。
地方の大学を活性化させれば、若い世代を中心にした地域の活性化と、分権の加速が進む。
さらには、地方の地価・物価にみあう投資額で、充実した教育環境の提供できるようになり、教育そのものの質が高くなる。
というもの。
東京と地方での防音機能付き物件の差額に言及するなど、芸術家らしい視点での論説ですが、大胆で面白いアイデア。
世界的にみれば、東京の大学だってそれほど高いレベルではなく、競争力も低いのが事実。
世界レベルの教育を目指すのであれば、アクセスを考慮して東京にあることがメリットなのも理解できます。でも、そのような大学が全数ではないでしょう。
産学連携の点では、デメリットになりますが、ネットワークインフラが進んでフラットになった今では、距離の差はそれほど問題ではないはず。
「東京」というブランドをちらつかせて、学生を集めるのもよいですが、魅力的な教育カリキュラムこそを求人の源として、地方を活性化させるというのは、国にとっても自治体にとっても学生にとっても良いことのような気が。
今以上に、教育の現場がビジネスに傾向してしまわないためにも、大胆な施策が望まれる時期なのかもしれません。

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