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2010年02月18日

ブリッジマンの技術

ブリッジマンの技術 (講談社現代新書)ブリッジマンの技術 (講談社現代新書)

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日本人同士で話をしていても、以外とコミュニケーションについての課題は多い。
実際、私たちのまわりでも、マーケティング部の人間とエンジニアとの会話がかみ合わなかったり、高齢者の方とはうまく表現に気を使わないと意思疎通が難しかったり、というケースが多い。

それらは、考え方の枠組み(フレームワーク)が違うからだと、火山学者である著者は述べる。
そして、それらのコミュニケーションを円滑に進める、「フレームワークの橋渡し」ができる人たちのことをブリッジマンと定義している。

たとえば、国会答弁の会話や、特許の請求項などに書かれた言葉は、常人には理解しがたいものがある。それは表現の枠組みが違うからだと考えれば納得できる。

この枠組みの違いを乗り越えるために、この本の中では、まず相手を知る方法、そして自分を変える方法が述べられている。

人間は自分の見たいものしか見ようとしないという、心理学でいう「認知のバイアス」がある。
それゆえに、コミュニケーションがうまくいかないのは自然なこと。

コミュニケーションがうまくいかない場合に、相手が少しでも考えを変えてくれれば、と思うのが普通である。
しかし、このバイアスを理解していない相手に対して、考え方を変えようとするのは解決策にはならないことがほとんど。
状況に応じて「少しだけ自分を変える」というのが、ブリッジマンとしてのコミュニケーションの鉄則らしい。

なるほど、「少しだけ」というのがポイント。
フレームワークの部分だけ、自分の性格や好みのことはおいておいて、一時的に相手に合わせておけば、あとは自分のスタイルでのコミュニケーションができるはず。

わかりやすくて、実践的なヒントがちりばめられた一冊。
相手に変わってほしいと悩んでいる人は、一度目を通してみては?

投稿者 orval : 2010年02月18日 23:49

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