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2009年12月15日

風評被害が生み出すもの

ソフトウェア開発の仕事につまづいてる人がいるとする。

その人はチームリーダーなんだけど、うまく人をまとめられていない、タスクを整理できてない、適切なリスク管理はおろか現状のやばさを適切に警告することすらできてないように見える。

とってもたいへんなプロジェクトで失敗は許されない。
その人の率いるチームのせいでプロジェクトがリスクにさらされていることに、となりのチームのあなたが気づいてしまった場合、さてどうするのが正しいか。

その人と直接話をして、現状をしっかりと把握してもらい、あなたの視点で、その人の意識を変えられるように仕事に対するアドバイスをしてあげるといいのかもしれない。
または、上司やマネージャを通じて、この状況を説明したうえで、改善の措置をとってもらうこともよいだろう。その結果、その人が更迭されることになってもそれは仕方のないこと。
もしくはあなた自身のおかれている状況によっては、そんな人のことにかまっている場合ではないこともあるだろう。

きっと、正解はひとつではなくて、あなたとの個人的な関係、仕事での距離、プロジェクトの状況、上司のマネジメント力、そんなことを総合して最適な解を探さなくてはいけないでしょう。

でも、ソフトウェア開発の現場では、絶対にやってはいけないことがあると思うのです。

それは、その人の行動を公然と否定すること。 しかも後輩やほかのチームメンバーの前で、そんなことをいっては絶対にいけない。

仮にもリーダーとしての役割をアサインされているような人である。
もしかしたら、もっと別の高いプライオリティのタスクに追われているのかもしれないし、あなたの知らないところで、適切に警鐘を鳴らしていても回りの対応が遅れているだけなのかもしれない。
もちろん本当に無能なこともあるかもしれないけれど、同じようになにか事情がある可能性もあるはずだ。

人の前でその行動を否定することは、聞き手からするとその人自身の人格否定のようにも聞こえることもある。
この発言は、何も生み出さないし、少なくともプロジェクトとその会社にはなんのメリットも与えない。
その人のことをよく知らない人がきいてしまうと、次に一緒に仕事をするときに悪影響があることは絶対である。

互いを蹴落としあい、切磋琢磨して成果をあげていく営業のような業種では、理にかなう部分もあるのかもしれないが、ソフトウェア開発はチームプレイである。
足を引っ張ることはなんの解決にもならないはずだ。

人の過ちを指摘することで自分が少し楽になる、これはきっと人間として、誰もがもつ感覚なんだとは思う。
うまく冗談に絡めることで、その場の雰囲気を一時的に楽しくもできるかもしれない。

だけど、その一言が与える影響力をしっかりと意識したた立ち振る舞いをすることが大切じゃないかなぁ。チームを前に進めるには。

投稿者 orval : 2009年12月15日 23:28

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