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2009年11月25日
プレゼントの経済学
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クリスマスプレゼントのシーズンを目前に、なかなか面白いタイトルに惹かれて。
著者である経済学者がこのテーマに取り組み調査したところ、クリスマスシーズンに全米で消費されるクリスマス費用は660億円にもなるらしい。
そしてさらに、彼の調査によると、プレゼントは、渡した瞬間に価値が18%減少する。つまりクリスマスの瞬間に100億ドル近い価値が消失することになる。
つまり、友人からもらった20ドルのCDに20ドルの価値を感じることもあれば、おばあちゃんからもらった100ドルの木製のおもちゃに10ドルの価値しか感じない孫もいる。
これらを平均すると18%分の価値が目減りするらしいのである。
ほしくないものをもらっても作り笑顔で「ありがとう」と答える孫の気遣いだったり、時間がない故に相手の望んでいないものを「とりあえず」社交辞令としておくる風習だったりが、この傾向を強めている。
そうはいっても、消費活動が続けば経済は潤うのだからいいではないかという意見に対して、著者は反対を唱える。
消費とは、価値以上の価値があるものを買うということを指すのであって、不適当な贈り物によって価値を下げることは、社会全体の財産を下げることに相当すると。
では、何をプレゼントすればよいのか。
最初に思いつくのは現金かもしれない。現金であれは、送る側ともらう側で価値の増減は発生しない。
しかし、現金を贈るのはあまりに品がないという意識を多くの人が持っているのも事実。
そこで重宝されているのがギフトカードだったりする。
たしかに商品券に形を変えると、現金ほどのいやらしさもないし、確実に相手にも喜んでもらえる。
しかし、現実は違う。
多くの商品券は、期日までに使われることはなく、その価値を失っていくのである。
これは、上記の社会全体の価値を下げていることと等価である。
そんな著者がお勧めしているのは、慈善活動につながる慈善ギフトカードという贈り物である。
もらった人は、慈善活動の中から自分の選んだ寄付先にそのカードを使うことができる。
もし期限内に使わなければ自動的に、どこかの団体に寄付されるという仕組みもある。
慈善活動へのギフトであれば、もしかしたら100ドルのカードの価値が、実質何倍もの価値となって活用されることもあるだろうし、本人の満足度も100ドルを超えるものになるかもしれない。
少なくとも価値の総計は100ドルの価値を下回ることはないはずである。
もし、これに賛同してくれる人が増えれば、毎年無駄になっている100億ドル分の価値が、形をかえてよみがえるというお話である。
さて、今年のクリスマスにあなたは何を贈りますか?
投稿者 orval : 2009年11月25日 22:00
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コメント
なるほどね。心暖まるプレゼントになるね。
最近関心があるのはチャイルドスポンサーかな。
お金が形になって結果がわかるのは慈善活動でもかなり重要になってきてると思う。
投稿者 なつーき : 2009年12月06日 12:52


