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2009年11月09日

不機嫌な職場

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)

講談社 2008-01-18
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私にとってはかなりの良書でした。

締め切りに追われ確かに忙しいんだけど、ただ忙しいということだけでなく、ギスギスした雰囲気を持った職場が増えているらしい。

なんだか仕事を頼みづらい(頼むと断られそう)。問題を発見したけど報告しづらい(報告すると自分の仕事に返ってきそう)。

* 自分じゃなくても上司や先輩がどうにかするはずだ、自分は目の前の仕事をやればよい
* みんな自分のことしか考えていない。ならば自分もそうしよう。
* 「その仕事は私のためになるんですか」

そんな雰囲気が蔓延した結果、本来のパフォーマンスを出すことができず、利益を生むことができない組織が増えてきているのは確からしい。

お互いに自分のせいではないというのを他の人に知ってほしいと主張している
非協力でいることで自分を守ろうとする感情や行動の連鎖が起きる

という、この行動の背景には、いったい何があるのだろう。

著者によると「協力の問題は個人の問題ではなく組織の問題」とのこと。

従来の日本では、「責任をあいまいにして、人の能力や実体にあわせて責任範囲を伸び縮みさせる方法で組織を運営」し、成功してきた。

しかし、それが一定のラインを超えると、競争力を保つために、ジェネラリストではなく、境界を儲けてその中の深さを求める意識を強めていくという方向に、人の指向が向き始める。
その結果として、自分と他者との間に落ちるような仕事に対し、手を差し出すということが減ってしまうのである。

では、どのようにして、対策をすればよいのか。
本書の後半では、具体的な対策(というかヒント)が述べられている。

1. 異動による知識や価値観の共有化、異動損しない異動の仕組み
2. 人間の内発的な感情に訴えかけるようなインセンティブのあり方

協力関係を阻害する要因には、役割構造、評価情報、インセンティブなどがあり、それらをどのように変革するかで協力に対する効果は違ってくる。もちろん、業種や組織の規模、文化的背景によっても異なるはず。

私の場合も、400人を超える規模でソフトウェア開発を行っていると、この本に書かれているような「不機嫌な」事態に、日常的に直面します。

自分の組織とそれを構成する人の未熟さもあるにせよ、このような悩みを経験している職場はたくさんあって、普遍的な問題なんだということがわかると、なんだかほっとしまう面もあるのだけど、なんとかこの本からヒントが得られればと思います。

組織力は「個人の力」と「個人間のちから」の掛け算
人が人らしく働けない職場は、常識的に見て長続きすることはできないのだから

投稿者 orval : 2009年11月09日 23:49

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タイトル:不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか 作者:河合 太介、高橋 克徳、永田 稔 出版元:講談社 その他: あらすじ---------... [続きを読む]

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