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2009年01月30日

のぼうの城

のぼうの城のぼうの城
和田 竜

小学館 2007-11-28
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2万を超える兵を率いる石田三成による北条勢制圧の一場面。
わずか2000の兵で守るのは忍城。
その城主が「のぼう様」こと成田長親である。

誰よりも城下の農民からの熱い信頼をもつ「のぼう」は、城を守る戦にてその才を発揮する。

歴史にはあまり詳しくない私でも軽く読めるような、程よいボリュームの小説。
歴史物語が好きな人には物足りないのかもしれませんが・・。

有能でありつつも爛漫な武将たちを、力ではなく、頭脳でもなく、そのおおらかな雰囲気と温かさでもってまとめてしまう様は、時代背景は違えど、リーダーシップ論に通ずるものもあって、読み終わった後の気持ちよさは格別。

投稿者 orval : 21:45 | コメント (0) | トラックバック

2009年01月28日

午前7時の北京ダック

1年近く前に敢行した、早朝Dinnerの第2段!

前回は焼き肉でしたが今回は・・・。

忙しくなってくると、なかなか時間がとれず、ゆっくり旨いもの食べに行くこともできない。
だったら、朝に行けばいいじゃん、と一歩先のライフスタイルを目指して始まったこの企画。
今回は午前7時に恵比寿で集合して、北京ダックです。

激辛麻婆豆腐に、チャーハン、そしてメインの北京ダック。
わりとしっかり、こってりとした味付けで、朝からはどうだろう?と思っていましたが、食べ始めると無問題。おいしく頂きました。

薄い皮だけの北京ダックも多いですが、このお店のような身のしっかりと付いた北京ダックのほうが個人的には好み。
これで1羽3680円というのが驚きです。

7時ころには、夜の延長で数組のお客さんがいましたが、さすがに出社時間の近づく8時頃には、店内の客は私たちだけ。貸切状態です^^;
24時間営業の中華料理店はそれほど多くないの貴重ですよね。

10時からのMTGもテンション高く無事に乗り切って、充実した1日を過ごすことができました。
また近いうちに第3弾を行いたいですね。

中国茶房8
http://www.8-duck.jp/

投稿者 orval : 23:48 | コメント (2) | トラックバック

2009年01月25日

冬の瀬戸内

週末は、法要のために父の実家へ。

羽田から松山空港へ飛んで、近くの港からさらに船で1時間。
瀬戸内に浮かぶ小さな島である。

小学生の頃は、毎年のように夏休みを過ごしたこの島には、いろんな思い出があって懐かしい気持ちに。
大人になってからは、ずいぶん遠くなってしまったけれども、久しぶりに訪れたその場所は、なんだか昔と比べてとってもこじんまりと見えてしまいます。

半世紀前には1000人を超えていたという島民の数も、今では200人を切っているらしく、結構なスピードで過疎化が進んでいるようです。
内陸の田舎町であっても過疎化が社会ニュースになっている時代なのだから、海を隔てた島ではなおさ。
きっと、日本中の島社会が同じような状況にあるのでしょう。

仕方ないという言葉では片付けられない、複雑な気持ちになってしまいます。

瀬戸内の美し海を臨むこの景色がいつまでも残りますように。

投稿者 orval : 23:03 | コメント (0) | トラックバック

2009年01月23日

合衆国再生―大いなる希望を抱いて

合衆国再生―大いなる希望を抱いて合衆国再生―大いなる希望を抱いて
棚橋 志行

ダイヤモンド社 2007-12-14
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年初以来、少しづつ読み進めていた、オマバ新大統領による書。
かなりのボリュームかつ私にとっては内容も難しかったので、とても時間がかかってしまいましたが、訳も良くて、オバマ氏の思想や国を愛する気持ち、そしてなによる彼のもつ聡明さが、深く伝わってくる一冊だった。

運のいいことに、私はいまの社会に生まれた。この社会は私の才能を認めてくれ、その才能を伸ばすことができる良質な教育を与えてくれ、存分にこの仕事ができるような法律と金融制度を定めている。そんな時間と場所に私は生まれてきた。わたしにできるせめてものことは、そういういろんなことに代価を支払わせてもらうことだ。

宗教、軍事思想、外交、人種、歴史、各社の是正、教育問題、医療整備、銃規制など、どれをとっても一言では表現できない多様性をもち、それを許容するアメリカという国をまとめる難しさは想像を絶するだろう。

正しいことが必ずしも真実にはならないアメリカの政治の世界で、自分の思想や信念を実現できないもどかしさや、政治家としてのオマバ氏の心情や思想が丁寧かつ、自信たっぷりに描かれていて、アメリカ事情に疎い私にとってはとても勉強になったし、なにより読み物として面白かった。

そして、個人的に感銘を受けたのは、この本の最後の章にあった。
最後の章では、愛する妻ミシェルと子どもたちのためにあてられている。
弁護士時代に出会った妻との出会いに始まり、多くの夫婦と同じように家庭で起こる多くすれ違いと多くの会話。
その節々から、深い愛をもって家族を包み込むことのできる人間であることが描かれていて、身近に感じられるとともに、人として尊敬できる点を見出さずにはいられない。

ニュースをにぎわしている日本の政治家からは伝わってこないような、政治家としてではなく人間としての誇り高さが、この本には述べられているように思えた。

そういった人物であるからこそ、就任式にあれだけの人数が集まるほど国民から愛され、大切な自分の国とその未来を託そうという気持ちにさせるのかもしれない。

投稿者 orval : 11:55 | コメント (0) | トラックバック

2009年01月22日

president obama

アメリカの第44代大統領が就任した。

多くのメディアが報じているように、この世界的に厳しい状況下で就任したオバマ氏には、多くの期待が集まるとともに、これまでになく厳しい目で評価をされるという、とても高いプレッシャーがかかっているのだろう。

そんな中での彼の就任スピーチは、決して派手なものではなかったが、愛する国を良くしようという自信と大志にあふれた、そんなスピーチだったように思う。

就任の翌日、ニューヨークの株式もドルの相場も、期待していたようなご祝儀相場とはならず、世界の投資家たちは、私たち日本人が思っている以上に、この厳しい経済状況をとらえているということがうかがえる。

そうはいっても、オバマ氏に期待するしかない。
なんだかんだ言っても、世界の経済に最も影響を与えているのはアメリカなのだから。

投稿者 orval : 23:47 | コメント (0) | トラックバック

2009年01月18日

体重を減らすには見せること!?

ここ数年、大きな変化はないものの、年末年始の暴飲暴食でちょっぴり増えてしまった体重。

元に戻すべく、歩いたり、ジムにいったりと、自分なりに努力はしているものの、ついつい気の緩みで飲みすぎちゃったりすると、すぐに戻ってしまうのである・・・。

今年は、この気の緩みを防ぐために、体重を減らすという努力だけでなく、自分の体重をこのブログでさらすことにしてみます。
絶対値は恥ずかしいので相対値ですが。






グラフをブログに表示するためのよいサイトはないものかと、はてなグラフや体重管理サイトを見てみたのですが、なんだかしっくり来ず。

じゃあ、勉強もかねて自分で作ってみるかと、昨年から興味のあったAdobe FLEXでフロントエンドを作ってみました。バックエンドは、さくらインターネットのmySQL+PHPです。

リファレンスガイドをさらっと読んでみると、グラフ表示には、FLEXのコンポーネントを使えば簡単!と思っていたのですが、実はFreeのSDKでは使えないことが発覚。

簡単にいろんなグラフを表示するには、ン万円払って、FLEX Build3 Proを買うとついてくるコンポーネントが必要らしい・・・。
体重減らすためにプログラム書くだけでも十分遠回りなのに、さすがに追加投資はできないですな。

ということで、地味ぃ~にSpriteに座標指定で表示したりしています。
しかし、最近RIAフレームワークはビュー作成が簡単ですね。
慣れるまでには時間がかかりますが、雰囲気をつかめてくると、割と直感的にコンポーネントが作れてしまいます。

この体重管理も、いかに簡単に毎日データを入力できるかがポイントになると思うので、WidgetやWEBアプリなどいろんな入力インフラを作ってみたいと思います。

体重が思うように減らない場合は、ひっそりとグラフ削除してるかも^^;

投稿者 orval : 23:13 | コメント (0) | トラックバック

2009年01月17日

シャトー・レゾリュー

有楽町イトシアのワインショップ「ヴィノスやまざき」で購入。
売価は1800円くらいだったのですが、店頭では「10000円相当の味」と謳われていた一品。
このお店はポップも面白いし、一本ずつラベルの説明やメモがついてくるのもうれしい。
なによりもデイリーで楽しめる価格帯の品揃えも豊富だし。

真っ赤なラベルに金の文字という目立つ外見の一本は、南フランスランドック地方のシラーやカリニャンのブレンデッド。ドライで重すぎず、まろやかで香ばしい味わい。
10000円の味かどうかはわかりませんが、甘めの料理に合いそうなおいしいワインでした。

投稿者 orval : 23:04 | コメント (0) | トラックバック

2009年01月15日

蓬莱

蓬莱 (講談社文庫)蓬莱 (講談社文庫)
今野 敏

講談社 1997-07
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最近はまり中の今野 敏の小説。
私自身も学生時代にはまっていたAOEのようなゲームがテーマの作品です。

シミュレーションゲームを発売しようとするゲームプロデューサーが主人公。
渾身のその作品は、順調に発売日を迎えるはずだった。
ところが、それを阻止しようとする組織の力によって、身の回りに多くの事件がおきていく。

いったいゲームにどんな秘密が隠されているのか・・・。
それはただのゲームではなく、壮大な意味をもっていて・・・。

ゲームとサスペンスを結び付けた、なんとも斬新な発想に驚かされた作品。
警察中心の今野作品もいいけれど、こういう創作もイケてます。

投稿者 orval : 21:18 | コメント (0) | トラックバック

2009年01月11日

YEBISU 超長期熟成

エビスの超長期熟成にありつくことができました。

これは、商品に貼ってあったシールを送ると抽選でもらえるという、超レアな限定品。
通常の2倍の時間をかけて熟成したというだけあって、モルトの甘みがはっきりとわかる芳醇な出来栄え。色は、通常のエビスよもちょっと濃い目。

思わず5本もいただいてしまいました。(なんとも贅沢な・・・)

しかし、これは旨いビールですね。
ちょっと高めの設定でもよいから普段から販売してくれればいいのに・・・。

そういえば、3月には原料に小麦を使った白いシルクエビスも発売になるらしいです。
低迷しているビール業界を盛り上げようとするサッポロさんの企業努力を感じますね。

投稿者 orval : 23:08 | コメント (0) | トラックバック

2009年01月09日

レイクサイド

レイクサイド (文春文庫)レイクサイド (文春文庫)
東野 圭吾

文藝春秋 2006-02
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受験合宿のために湖畔にあつまった数組の家族の中でおきた殺人事件。

序盤は淡々と主人公視点で物事が進んでいくのですが、読み進めるに従って多くの登場人物の個性が明らかになっていく。読者も一緒に犯人探しをするタイプの作品。

消去法で少しずつ犯人候補が消えていき、最後に残ったのは・・・。

多少の中弛みはあるものの、結末が気になり始める後半は一気に読みたくなってしまう内容。
ボリュームも多くないので、さくっと読める、よい小説。
個人的には、東野作品としては中の上といったところでしょうか。

投稿者 orval : 22:45 | コメント (0) | トラックバック

2009年01月08日

最強の戦略は「図」で立てる!

最強の戦略は「図」で立てる!―アイデアを一気に実現に近づける、図解発想の技術 (PHPビジネス選書)最強の戦略は「図」で立てる!―アイデアを一気に実現に近づける、図解発想の技術 (PHPビジネス選書)
村山 涼一

PHP研究所 2003-04
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仕事のなかでパワーポイントをつかって資料を書くことが多いのだけど、自分の考えていることや主題・パンチラインを効果的に図に表現するのは難しくて、苦戦することが多々。

なにかしら仕事のヒントになればと、以前買っていたこの本を久々に読み返してみる。

その内容は、図解やパワーポイントのテクニックというよりも、マーケティングや企画戦略立案といった、プレゼンによる意思伝達で仕事を進めていく人たちのための、思考プロセスを支援する内容。

チャートをつかって何を伝えるのかという図の出口よりも、チャートをつかってどのように考えるかというプロセスに主眼が置かれている。

紹介されるいずれのチャートも単純なボックスと矢印の組み合わせであり、そこには新しさがあるわけではないけれど、解決すべき課題に対して、「要素」と「論理」をどのパターンを使って思考するかによって、導き出される結論はきっと異なるものになるに違いない。
事象を並列で考えるのか、展開して考えるのか、それとも帰納的に考えるのか。本書に示された多くのパターンがヒントになるケースもありそう。

取り上げられているサンプルが商品企画向けのものが多いため、畑違いの私にとっては、わりとハイコンテキストな内容。
エンジニアとして、「おっ、これは使える!」という速効性の高いポイントは多くないかもしれませんが、思考の幅をひろげてくれるちょっとしたスパイスにはなってくれそうな一冊です。

投稿者 orval : 22:25 | コメント (0) | トラックバック

2009年01月03日

歩きながら2009年について考える

年末年始の暴飲暴食によるウエイト増を取り戻すべく、近所の河原を思いっきり散歩。
抜けるような青空の下を、2時間ほどWalking。
ちょっと汗ばむほどの運動になったので、うまく脂肪が燃焼してくれるとよいのですが。

さて、歩きながら2009年の自分について一考。

世界の経済不況の影響もあって、ミクロにみた自分自身の仕事や生活スタイルにも何かしら影響がある1年になりそう。

エンジニアとして生き残っていくためにも、これまで以上に高い志をもって、自己研鑽を重ねていかなければいけないことでしょう。

これまでは、周囲の人に助けられたり、環境の利に活かされて、優位性をもって仕事をしているシーンも多かったですが、環境の変化が著しいことが予測される2009年、自分の地の力といえるスキルを身につけていく必要があることを再認識。これまで以上にいろんなことを「学」びながら進んでいきたい1年です。
(去年サボっていた英語の勉強にも力を入れて、さまざまな場面で活躍できるエンジニアを目指さなくては・・・。)

そして、自分の本当にやりたいこと・貢献したいことは何かという問いの答を、そろそろ探してみようかとも。
2009年末に振り返って、その答えが見つけられるように残り362日を過ごしていきたいと思います。

投稿者 orval : 19:26 | コメント (0) | トラックバック

2009年01月02日

ストロベリーとチョコレート:独歩ビール

岡山旅行中に見つけた独歩ビール。
独歩ビールはすでに何度か飲んだことありますが、今回発見したのは、ストロベリー風味、チョコレート風味、ホワイトチョコレート風味という変り種。
冬季限定発売の3本です。

さてお味は・・・

ストロベリー独歩
麦の甘い香りの上に、ストロベリーの甘い香りがうまくハモっている感じ。
味の方は酸味が強く、ホップの苦味とストロベリーの酸味が少しぶつかっているかなぁ。料理とあわせるのは難しいですが、1杯目としては面白いかも。常温では多くは飲めないとしても、冷やせば、酸味がすっきりと活きて2杯目以降もいけるかも。

チョコレート独歩
香りはチョコレートというよりもカカオのつよいココアの香り。
他のブランドのチョコレート風味のビールは思いっきりローストしたモルトを使ったビターなものが多いのですが、独歩のチョコは苦さは控えめ。むしろチョコの甘さを引き出したような風味作りに思えます。
甘いものが好きな人向けでしょうか。

ホワイトチョコレート独歩
少しだけトロッとしていて粘度あり。香りはまさにホワイトチョコ。
なんだけど・・・
きっとミルクの風味だと思いますが、癖のある甘さが、ビールの風味とはマッチしていないかなぁ。個人的には苦手かも・・・。
外見は、とてもかわいいボトルで、クリスマス用途などでプレゼントにはよいビールですね。


宮下酒造株式会社
http://www.msb.co.jp/beer.php

投稿者 orval : 19:04 | コメント (1) | トラックバック

2009年01月01日

貧困の光景

貧困の光景貧困の光景
曽野 綾子

新潮社 2007-01-17
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曽野 綾子氏による、アフリカ諸国における貧困の真実を描いたノンフィクションレポート。
著者が自身の慈善活動を通してみた真実の光景がそこにはある。

「ルポ 貧困大国アメリカ」もそうであったが、飾ることのない真実は、ときにフィクションよりも重いテーマを私たちに突きつける。

本書に描かれているのは、日々の食事に困っている家族、教育を受けられない子供たち、満足に治療を受けることができない幼児といった、私たち日本人の多くが、抽象的に理解しているようなものではない。

慈善団体から恵まれたお粥を家族のために自分で食さずに汚れたポケットに入れて持ち帰る子供たち、着るものがないために寄付された毛布を明日の糧のために安値で売らなければいけない家族、屋根のないレベルの住環境における大人の性生活に影響されて増え続ける非成人のエイズ感染と人口問題に直面する集落。

お金や形のあるものは盗まれて失うリスクが常につきまとい、手に入れた糧や資産は家族だけではなく親族全員で分け合うべきもの。そういった私たちの想像を超える貧困国の常識のもとでは、少しばかりの形のあるモノの援助や、全体の一部の人数に対する支援といったものは、ほとんど効果を奏しない。

その結果、お金の向かう先は、私たちが意図しない方向に向かうことになる。

アフリカの貧困国の援助の最大のネックはこうした汚職と公的な金の私物化の習慣にある。ヨーロッパ諸国やアメリカや日本が、アフリカの貧しい国の援助をする、と決定することは、その国の国家元首とその一族の私財を増やすことを意味する

学校の規模を大きくし給食を与えるために行った金銭の支援をその校長が持ち逃げするといったエピソードが語るように、北の諸国から支援された金銭は、その多くがそれらの国の上層部に私物化されたり、汚職によって消えていくということが日常であるという。その校長のモラルの低さををどうこう批判するものではなく、それが常識であるという環境自体に問題があるのであろう。

寄付された貴重な金は、間違いない仕事に使わねばならない。しかし間違いない仕事というものが果たしてでてくるだろうか、という心配が、私の不眠の元だったのである。

著者自身、支援した場合には、その援助が確実にアフリカの末端の人々にまでいきわたっていることを自分の足で確認するといっているのには、そのような理由がある。

私自身も、大手の寄付団体を通じて定期的に金銭支援を行っているのだが、果たしてそのお金が、どのような使途で用いられているのかとても気になるところである。
そういった「正しい」と思われる行いが、きちんとその役目を果たせるような仕組みがないと、この問題は解決の方向に向かうことは難しいのかもしれない。

この地球上には、常に劇的な貧困と慢性的な貧困とがある。そして慢性的な貧困は、援助の対象としては目立たないから困難な状況は長く潜行して続くのである。

突発的な自然災害に対する支援ももちろんであるが、こういった慢性的な貧困に対する支援活動の重要性は高い。

この国際化時代を生きていく上で、日本に生まれた私たちができることはいったい何なのか、この本によって与えられたテーマは実に大きい。
この世界的な経済不況のなかで日本のODA予算も縮小している状況ではあるが、中間コストを削ったり、組織による不当な搾取を撲滅するなどして、適切な支援が実行されることを願うばかりである。

投稿者 orval : 20:31 | コメント (0) | トラックバック