2008年11月28日
おいしいコーヒーの真実
![]() | おいしいコーヒーの真実 [DVD] タデッセ・メスケラ、他, マーク・フランシス;ニック・フランシス アップリンク 2008-12-05 売り上げランキング : 861 おすすめ平均 ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
フェアトレードをテーマとしたドキュメンタリー映画。
エチオピアのコーヒー農家の実情を描く。
そこにあるのは、情報不足と不公平な格差によって生まれる欧米諸国による搾取。そしてそれによって引き起こされる更なる格差。
エチオピアの農民が生産したコーヒー豆は、1kgが40円ほどで買い取られている。その豆を一粒一粒、手で品質確認する女性労働者の日給はわずか50円ほど。
これは、エチオピアの経済事情においても、明らかに低価格・低賃金であり、子供を学校に通わすこともできず、満足に医療を与えることもできないという状況のようだ。
こうして作られた高品質のコーヒー豆はいくつもの中間取引を経て、1杯数百円という値段で、私たちの手元に届く。その時には、1kgの豆が数万円の価値を持つことに相当するのである。
このビジネスモデルで儲けているのは、取引を占有するいくつかの欧米国際企業。
原材料を安く仕入れることは、ビジネスにおいてはとても大切なことかもしれないが、それによって、生活を苦しめていることがあってもよいのだろうか。
原産国に対して1kgあたりの買い取り額をあともう少し高く設定するだけで、あともう少し取引のレイヤを削減するだけで、エチオピアの多くの農民の生活が、国際間の格差が改善されるのである。
この改善を目指すべく、より高い値段で農作物を買い取り、流通された製品が、フェアトレード製品。場合によっては、他の製品よりも割高になることはあるが、この考えに賛同する小売・消費者によるビジネスの回転によって、原産国の人々に寄与しようという動きである。
まだまだ、日本におけるフェアトレードの扱いは全世界の2%ほどでしかないらしい。
世界をちょっとだけ良くするために、今、私たちにできること、もしかしたらその一つのヒントがこの映画にはあるのかもしれない。
とても大きなテーマであるからこそ、この映画から伝わってくる多くのメッセージと、その周囲にある情報から、真実をしっかりと見極める必要はある。もしかしたら、大きなバイアスがかかったメッセージなのかもしれない。
だけれども、これをきっかけに、真実が見えてくれば、ひとりひとりができることがきっとあると思う。
投稿者 orval : 2008年11月28日 23:52
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.orval-net.com/mt/mt-tb.cgi/889
コメント
コーヒーは比較的に良く飲む方で、コーヒー農家の人が苦労していると聞いたこともありますが、まさかそれ程とは露にも思いませんでした。1キロ40円!?確かちょっと前にデパートの地下で100g1200円くらいのコーヒーがありましたが・・・うむぅ。最近スターバックスが、農家と協力して色々と活動をしているというのを宣伝していますが、こういった背景があっての事なのかもしれません。考えさせられます。
投稿者 uzino : 2008年12月04日 09:15
![おいしいコーヒーの真実 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ASiorY6pL._SL160_.jpg)


