![]() | ビジネスの「コトバ学」 (日経プレミアシリーズ 14) 則定 隆男 日本経済新聞出版社 2008-08 売り上げランキング : 212973 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
当たるブランディング、売れないネーミング・・・大衆の心をつかむ”ヒット”は・・・
という本の帯に書かれたキーワードを見て、マーケティングにけるネームブランディングに関する本かと思って購入。
心理学も含めたネーミングの考察ももちろんだが、実際は、もっと広義に”ビジネスのコトバ”について書かれた一冊。
内容はというと、ブランディングで訴えるための”コトバ”の使い方、電子メールという器に盛り付ける”コトバ”の使い方、グローバル企業が必要とする共通の”コトバ”としての英語コミュニケーションに関する考察にいたるまで、とても幅j広い。
商品を考える上でも、企業活動を進めていくうえでも、言葉や、言葉の裏に存在する文化を知って使いこなすことはとても重要ということである。
あとがきで著者自身も述べているが、”コトバ”をこのように使えばよいという答えを与えるのではなく、コトバと人とビジネスとの関係に着目した、研究的な視点の読み物。「役に立たないが面白い」というところを狙ったらしい。
グローバル企業における英語の使い方などは、私自身のおかれている環境にも直接的に関係する内容だったので、とても興味深かった。
はたして、共通言語として英語を使うということは、多国籍企業としての唯一の正解だろうか?という問いに対して、さまざまな視点でその利点や欠点を述べている。
そしてビジネスで英語を使うにしても、「知」を共有するためのコトバの使われ方の形態はさまざま。すべての情報を英語で共有するケースもあれば、現地と本社組織をつなぐピンの役割の人だけが英語でのコミュニケーションをすればよいケースもある・・・。
それらは、マルチナショナル型、インターナショナル型、グローバル型等に分類される多国籍企業の、規模や組織形態、統治方針によってその最適解は異なってくるはずだと。
といったようにコトバとビジネスのかかわりを真面目に示してくれる「役に立たないかもしれないが面白い」本である。


言葉の大切さは、社会にでて改めて大切だと気付かされたものの一つです。自分なりに勉強はしてきたつもりですが、ビジネス本は難しいイメージが強く、軽く敬遠してきた感がありました。でもorvalさん紹介のこの本はおもしろそうです。今度見つけた際は読んでみようと思います。