2008年07月22日
さまよう刃 東野 圭吾
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少年犯罪をテーマにした、加害者と被害者の家族、そして警察をとりまくサスペンス的ストーリー。
遊び感覚で残虐な犯罪を起こしてしまった少年と被害にあった少女。
被害者の父親の無念の気持ちが、徐々に、怒りやさまざまな形へと変えながら、加害者を追い詰めていく。その裏で、警察の捜査も進んでいくのだが・・・。
反省の様子をみせることもなく逃げ続ける被害者。彼が警察に捕まることが物語のゴールなのだろうか、少年法のもとに彼ら少年加害者を更生させることにどれだけの意味があるのだろうか、はたしてそれで被害者の家族の気持ち・怒りはどこに収まるべきだのだろうか。もしその家族が復讐を果たしたら、その罪はどれほどの重みを持つのだろうか。
少年法と少年犯罪、その罪の重さ、いろいろと考えさせられる作品。
小説としては、十分に面白い。
しかし、主人公である父親の気持ちに重ねながらこの本を読み進めた結果、最後にのこるのは、もやっとした気持ち悪さであって、決して気持ちのよいものではないかもしれない。
投稿者 orval : 2008年07月22日 23:22
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