« 鶏づくしの夜 その2 絶品鍋 | メイン | 築地 寿司大 »

2008年05月09日

分身

分身 (集英社文庫)分身 (集英社文庫)
東野 圭吾

集英社 1996-09
売り上げランキング : 13008
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

またまた東野 圭吾です。
札幌で育った女子大生と、東京で育った女子大生、なぜかそっくりな二人。
別の世界で生きるふたりの周囲でおこる不可思議な事件、運命的な出会い、そして出生の秘密は・・・。

まったく異なる地点でくりひろげられる2つのストーリーが並行に進んでいく。
少しづつ、それぞれの世界が交わる過程で、著者から提示されるちょっとしたヒント。
そのヒントをもとに、物語の先を想像しながら読み進めていくことができるワクワク感がそこにはあります。
そして、二人が出会ったところで答え合わせ。「やっぱりね」と思わずニヤッとしてしまうかんじ。

二つの世界が並行に進むという技法はよくあるけれども、そういうベーシックな技法も、東野ワールドでは、また新鮮に感じてしまいますね。

大きな社会テーマを題材とすることの多い彼の作品ですが、今回もただの小説という枠をこえて、医療哲学の問題を説いてくれています。これも名作のひとつだと思います。

投稿者 orval : 2008年05月09日 23:49

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.orval-net.com/mt/mt-tb.cgi/780

コメント

コメントしてください




保存しますか?