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2008年02月25日
衝動買いのメカニズム- 解体新ショー
NHKで放送中の「解体新ショー」という番組がある。
人間のカラダにまつわる、多くの謎を最新の科学で解き明かすという番組で、面白そうなテーマを見つけてはチェックしている。
先日のテーマは「衝動買い」だったのだけど、なかなか面白かったのでメモ。
ついつい衝動買いをしてしまうのは、「今しか買えない」「今ならお得」「今買わないと別の人にとられてしまう」といった、無意識のうちに「今」に優位性をもたせてしまう「未来の利益より目先の利益を優先させる傾向」という特性かららしい。
燃費は良いけどちょっと高い電気自動車と、燃費は悪いけど安いガソリン自動車があった場合、人間の行動心理的には、目先の利益、つまり安いガソリン自動車を優位に選択してしまうということ。
これは、「現在志向バイアス」と呼ばれるもので、脳の線条体というところが、そのカギを握っているらしい。
まだ熟し切っていない果実を、まだ美味しくないけれど、他の人の手に渡ることを恐れて、早くもぎとってしまうという、人間の歴史の初期に植えつけられた心理のようだ。
番組では、衝動買い、というとても身近なテーマで語られているけれど、よく考えると、ビジネスマンとしての日々の意思決定や、リスク回避、企業の経営戦略の背後には、常にこの現在志向バイアスが見え隠れしているような気もする。
先物やオプション取引のように、統計から明確なオプションが計算されるものは別として、「けがをしないように日々、ストレッチをしておく」、「面倒だけど、ドキュメントを書いておく」、「初期投資をしてプロダクトラインを構築する」といった、数値化の難しい事象については、この現在志向バイアスによる判断の偏りが全員の意思決定に少なからず影響することを、意識しておくとよいかもしれない。
投稿者 orval : 2008年02月25日 23:41
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