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2008年01月07日

CES2008

1日のみのラスベガス滞在。
目的は CES2008の見学です。

CESは、世界最大規模のコンシューマ家電の見本市で、昨年は14万人もの人が訪れたといわれています。初日である 7日の会場は、世界中の家電好き?が集まって、もう大混雑。

2008 INternational CES
http://www.cesweb.org/

発展途上国の小企業によるデバイス展示から、無線・IPTV・オーディオなどの要素技術展示、そしてサムソン・マイクロソフトといった超大手の総合展示まで、2700社を超えるブースが乱立しているという状態。

複数に分かれた会場を1日ですべて巡回することは到底無理と思われるので、ポイントをしぼって、3つの会場を中心に見学してきました。


興味のあったIPTV関連。PanasonicがYouTubeなどが視聴可能なテレビを発表したこともニュースになりましたが、Scientific-Atlantaを買収して勢いづくシスコが、Open CableやWeb VideoのStreaming Video を提示するSTBを、サーバーサイドのインプリを含めて堅実に実現していたことも印象的。
これまでは、ユーザからはバックグラウンドを支えているというイメージのビジネスが中心でしたが、着実にその幅を広げてきているという気がします。



家電メーカーでは、ソニーにもその圧倒的な統合展示にはパワーを感じましたが、総合力を感じたのはサムソン。
4K2Kの82インチ液晶、31インチの有機EL、超薄型LCD、Windeos Media TV, WikipediaなどのWebサービスと連携したVCR(STB)など、魅力的な展示が満載。
確保しているブースのエリアも大きく、勢いを感じさせる展示でした。



テレビでいうと、ほかにはOLEVIAやPanasonicなど。
Panasonicの150インチプラズマは、新次元の体験を提供してくれるかもと思わせる大きさ。昨年以前に展示されていた100インチクラスのテレビは、「超大きなテレビ」であってあくまでもテレビなんだけど、150インチになると、もう「壁」という印象なんですよね。
将来的にタッチセンサなどのインターフェースと組み合わせれば、まったく新しいユーザエクスペアリエンスにつながるのかもと思わせる大きさです。

一方のOLEVIAは北米で急上昇中のテレビブランド。
昨年、北米ではVIZIOが急なシェア上昇を見せたように、低価格テレビが広がりを見せています。デザインもなかなかよく、フレーム補完(120Hz表示)もそこそこ見られる品質。
スポーツチームのスポンサーや雑誌広告などのマス戦略も意欲的で、2008年は話題になるのかもという予感。 今年も、いっそうの価格競争が繰り広げられそうです。


表示デバイスという点では、欧州や北米を中心に、ネットワークフォトフレームなどが売れているらしくフォト関連展示や製品売り込みが多かったように思えます。
ネット経由でサーバの写真などを自動的に取得してきて、手元のフォトフレームでスライドショーが見られるという商品で、孫の写真を見たい高齢者向けのプレゼントなどの用途もターゲットのひとつようです。
高齢化が進む日本でも、うまく売り出せばヒットすることは間違いなさそう。


日本でも少しずつ広まりつつある PLCも、Panasonicを中心に、ワールドワイドでパーティを集めて勢いに乗り始めているようです。
電源ラインによる通信は、ネットワーク接続の障壁を一気に下げる可能性を秘めているので、これからの10年間では欠かせない技術になることでしょう。



電源つながりの展示では、昨年あたりから実用化されつつある非接触充電デバイスや、3mくらいはなれても10mW程度のワイヤレス電源供給が可能なPowercastなど、興味深いものもありました。
CE機器の可能性を大きく広げる、こういった要素技術展示こそ CESの本筋といえるかもしれません。


一日中歩き回ったおかげで、かなりの疲労感に襲われてしまいましたが、なかなかの体験でした。

本音をいうと、驚きの新規技術展示といったものは少なく、既存の技術を集約しただけのものや、延長線上の技術、学生の研究レベルのもの、商品の売り込み重視で技術的要素のまったくないもの、などがほとんどで、期待どおりというわけではありませんでした。
とはいえ、説明員の雰囲気からそれぞれの企業の勢いが感じられたり、一般のゲストがどのような展示に興味があるのかという企業の魅力を判断できたりと、自分の目で見て得られるものは多いと思います。

台湾、シンガポール、中国、韓国などの小企業ブースが盛り上がっていたにもかかわらず、大手以外の日本企業のブースがほとんど存在しないというのも、印象的でした。

とにかく会場はお祭り状態で、活気にあふれています。
ドルビーのブースでは映画「トランスフォーマー」のセットが展示されていたりと、なんで?というモノはありましたが、それもまたお祭りならではということで。

また機会があれば、ぜひ訪れたいと思います。

投稿者 orval : 2008年01月07日 23:33

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