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2007年03月19日

ウェブ3.0型社会

ウェブ3.0型社会 リアルとネット、歩み寄る時代ウェブ3.0型社会 リアルとネット、歩み寄る時代
神田 敏晶

大和書房 2007-02-23
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ウェブ2.0も徐々に浸透してきた今、次に来る?ウェブ3.0の世界観とはどのようなものか、というテーマに迫る作品。

ウェブ2.0によって、ユーザ参加型のコミュニケーションが活性化し、たしかに情報は増えてきた。
情報の増加によって、企業のマーケティング手法は変化し、個人が効率的により多くの情報を得られるようになったのは事実。

しかし、それらの情報に溺れることだけが、本当に人間が望むものなのだろうか?
必要な情報を効率的に入手することは、たしかに重要で、人間の生活を豊かにしているかもしれない。
だけど、これまで新聞やテレビといった媒体が、一方的に送りつけてくる情報に含まれる多くのノイズ、つまりそんなに必要ではない情報、が人間に与える影響というのは無視できないのではないだろうか。

ノイズを収集できる生活スタイルは、すなわりゆとりのある生活を表している。

ウェブ2.0になって、ブックマーク機能やRSSなどのツールによって、必要な情報の取得効率は上がっているが、ノイズを収集することは残念ながらできそうにない。

ウェブ2.0では多くのコミュニティがネットの世界内に生まれている。が、それらが実世界のコミュニティと同じだけの存在になるには、まだまだ時間がかかるだろうし、リアルな世界で存在価値を見出すには、ノイズを無視することはできない。
必要な情報だけを集めて構築される世界はきっと狭くて、面白みにかけるものではないだろうか。

リアルな世界とネットの世界の一歩進んだ融合・歩み寄りが必要ではないかと著者は述べている。

ネットワークやウェブで構築された文化や社会を、リアルな社会へと、今度はリプレースする必要があるのではないか。

そんな世界が実現できたときが ウェブ3.0時代の到来なのかもしれない。

投稿者 orval : 2007年03月19日 23:39

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