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February 6, 2007
デスマーチを脱却せよ!
機会があって、ヨードン氏の講演を聞いてきた。
エドワード・ヨードンといえば、ソフトウェアエンジニアの中ではバイブルのひとつともいわれている「デスマーチ」の著者である。
世の中には数え切れないほどのソフトウェアプロジェクトが存在し、きっと何十万人(もっとか?)のソフトウェアエンジニアが、毎日あくせくと働いている。
だが、それらのプロジェクトの中に、すべてが順風満帆なものはどれくらいあるのだろうか。
クライアントは満足し、コストも見積もりも順調で、エンジニアもやりがいをもって働きながら、毎日20時くらいには自宅に戻る、なんてプロジェクトはほとんどないのではないだろうか。
そんな実情を捉えて、発期間、開発者数、予算などのいずれかが、本来必要な水準の半分以下しか割り当てられていないプロジェクトを「デスマーチ」プロジェクトと、彼は定義した。
では、なぜそのようなプロジェクトが存在し、そんなプロジェクトにソフトウェアエンジニアは参画していくのだろうか、という問いに対する考察が本書では述べられている。
で、講演はというと。
基本的には、名著「デスマーチ」に書かれている内容のサマリーといったところ。
10000のプロジェクトを分析した結果、大規模なプロジェクトであればあるほど、デスマーチなプロジェクトになりやすい
とか、
リリースしたソフトウェアに残ってしまう不良のほとんどは、要求の分析不足によるものだ
などのデータが紹介された。
彼曰く、デスマーチを脱却するには
- Savvyな政治的な振る舞い
- 期日・予算・リソースについての交渉スキル
- 適切なピープルウェア
- 開発プロセス
- ツールと日々の進捗管理
- ルールを破る勇気
が必要とのこと。
たしかに、本にも書かれているように、ステークホルダーに対して、「24時間・以内に仕様をまとめてくれなければ、ソフトウェアの最終締め切りも1日延びますよ!!!」と強く出る勇気があれば、どれだけソフトウェアエンジニアは救われることか。
「ルールを破れ!」のメッセージは心に響いた。
強い勇気をもって、仕事にとりくみたいところ。
講演中には、本書が書かれた93年以降におきた、業界の変化についてもヨードン氏は語っていた。
その中で印象的だったのが、「オープンソース」やブログなどの「Web2.0」の流れに関するコメント。
「この数年でソフトウェアのトレンドも大きく変わっている。プロジェクトの中でも、情報共有や要求管理のやり方の観点で、これらのトレンドをうまく取り込めないだろうか?」
どんなカテゴリーにおいても、ソフトウェアの規模は年々大きくなり、情報共有の効率化や、品質の向上が難しくなってきている。
これらのヒントを活かして、新しい試みにもチャレンジしたいものである。
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投稿者 orval : February 6, 2007 10:47 PM
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