2006年10月20日
日本の電機産業再編へのシナリオ
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日本の電機産業が苦しんでいる。なぜなのか?打開策は無いのか?「生き残る」にはどうすればよいのか?
ドイツ証券の著者が、さまざまなデータをもとに、その原因と今後の展開を提示する。
市場規模の小さい日本国内に多くのメーカがしのぎを削る構図は、決して健全なものではない。いわば身内同士で体力を奪い合って、利益を落とし、企業体力が失割れているのが現状。このままでは、時価総額の低い日本の企業は、あっという間に外国資本のM&Aの対象になってしまう・・・。
著者は、ひとつの企業がいろいろなカテゴリーに手をだして、業界3,4位の事業をたくさんもつというコングロマリットの存在に意義を唱えている。むしろ、不要な部門は切り捨て、国内企業で協力し、グローバルに1位となる事業再編を行うべき。
競争相手は、国内ではなく海外企業であると。
最終章では、テレビ、半導体、白物、パソコン、携帯などそれぞれの商品ごとに日本企業が生き残っていく方法を提案している。
たとえば、ソニー・シャープ・富士通・東芝からなるグループと松下、NEC、三菱、日立からなるグループの2つに、業界を再編してしまおうという大胆なアイデアもある。
AV機器は国内2社にしぼり、価格下落に歯止めをかけ、企業体力を向上させる。パソコン事業や携帯事業などは、さらにその2つのグループも統合して、デル・HP・ノキア・モトローラなどと勝負する日本の代表企業に仕上げていく。
電機メーカ不振といわれるなかで、その現状をうまく整理している本だと思う。このままだとヤバイと感じている業界関係者はぜひ一読してみては。
投稿者 orval : 2006年10月20日 23:55
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