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2006年10月11日

嫌われ松子の一生

嫌われ松子の一生 (上)嫌われ松子の一生 (上)
山田 宗樹

幻冬舎 2004-08
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映画にドラマにと、ちょっとしたブームになっている「松子」。
どちらも観てないの(ドラマはこれから見る予定)ですが、まずは原作に。

とても読みやすく、ストーリーがテンポよく進んでいくので、上下巻も一気に読み進められます。

松子が死んだtごいう報告を受けた甥が、松子の人生を、自分なりに探っていくシーンと、松子自身の人生録のシーンが交互に書かれているので、非常にわかりやすいのです。

人生の中で多くの男と出会い、傷つけられ、判断をあやまり、一見悲壮な人生を送ってしまった松子。
幸せかどうかは、主観によるものなので、もしかしたら彼女自身は、幸せだったのかもしれませんが。

彼女は、ちょっとしたことをきっかけに、転落の人生スパイラルが始まってしまったわけだけど、実は常に判断を間違っていたのは、彼女自身のわけで。
人生を左右するのは、他人ではなくて、周りの環境でもなくて、やっぱり最後は自分の意思。

とはいえ、人間は弱いもの。そんな各個人の意思の弱さを、松子に重ねたりして、そんなところが、読者の共感を呼んでいるのでしょう。

男性とは少し違う視点も多く、やはり女性の方が楽しめる読み物という気はしました。

投稿者 orval : 2006年10月11日 23:15

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