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March 29, 2006
武士道精神
| 国家の品格 | |
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近代になって日本の欧米化が進み、武士道に代表される日本人の本質を失いつつあることに警告を投げかける作品。
欧米化の影響をうけて、いろんな事を論理的に進めるようになったが、それは決して正解ではない、論理は絶対ではないと、筆者はいう。世界各国で行われている、恥ずべき戦争にしても、双方にはそれなりに論理が通っており、どちらも正しいともいえる。その不条理は、前提のずれ、論理の出発点である仮説の誤りからくるもの。
AだからBという簡単な論理的思考では解決できないものがたくさんあって、日本人のもつ行間を読む感覚、他人を重んじる気持ち、五七五という短い語句から情景を思い浮かべることのできる「情緒」「形」を重んじるセンス などが大切なのだと。
小学校から英語を教えるという方策は、国際人を育てるという目的に対して論理的に正しいかもしれないが、実際は中身の薄い国語力の薄い人間が出来てしまうだけ。真の国際人になるには、一見遠回りのようだけど、たくさんの日本の書籍を読み、しっかりと国語を学び、紫式部などの日本の美しい文学と日本の特性を、しっかりと相手に伝えられる能力こそが重要。英語はただのツールで後から付いてくるものであるということを、しっかりと理解しなければいけない。
など、日本人が誇りを持つべき感覚について多く語られている。一部、偏った意見もあると個人的には思うけど、新しい意見であることは確か。
論理的でない=異常 ともうけとられがちな現代。
日本はとことん 異常な国であれ、というのがメッセージである。
投稿者 orval : March 29, 2006 11:52 PM
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