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March 01, 2006

フェルマーの定理の美しさ?

天才数学者たちが挑んだ最大の難問―フェルマーの最終定理が解けるまで
天才数学者たちが挑んだ最大の難問―フェルマーの最終定理が解けるまでアミール・D. アクゼル Amir D. Aczel 吉永 良正

早川書房 2003-09
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昔から数学が好きでした。
紙いっぱいに数式を展開させつつも、最後には、まるで辻褄を合わせたかのように多くの項が相殺されてまとまっていく、そんな数学の世界に潜んだ ストーリーのようなものが好きでした。

この本では、史上最大の難問と謳われたフェルマーの定理が証明されるまでのストーリーを、数学をあまり知らない人でもわかるように、噛み砕きながら読み物としてまとめてあります。

紀元前2000年にバビロニア人が考えていた数学は、その後多くの人の手を得て、系統づけられて、現代に至る。

その歴史の中に登場する一人の数学者、ピエール・ド・フェルマー。彼のが本の余白に残した
x^n+y^n=z^n
というシンプルな数式が、次々と数学者を巻き込んでいく。
多くの人間が影響され、生涯をかけて挑んできたこの美しい定理も ついに数世紀の後、1994年 アンドリュー・ワイズに証明される日がやってくる。

数学のことをよく知っていると、もっと面白く読めそうなのですが、文中に現れる定理はかなり高度なので、素人にはちときつい。でも、知らない人にとってもそこそこ面白いようにまとめられている。
特に、定理が証明に一歩一歩近づいていく様子は、ちょっとした興奮を覚えるほど。

数学好きな人ならば、また、久しぶりに数式をノートに書いてみたくなる、そんな本ですね。

投稿者 orval : March 1, 2006 10:35 PM

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